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アボカドは高カロリーで低糖質〜ダイエットに活用する方法を徹底解説〜

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アボガドのカロリーと糖質量〜ダイエットでの注意点を含めシンプルに解説〜

当記事の執筆は、管理栄養士  佐藤久美が担当しました。
*シンクヘルスブログ監修・執筆者情報一覧はこちらをご覧ください

アボカドは「森のバター」ともいわれるほど、健康や美容に嬉しい栄養素が多く含まれます。

ちなみに、アボカドは野菜でなく果物に分類されることはご存知ですか?

果物の中ではカロリーが高いと注目されがちなアボカドも、糖質が低いためうまく取り入れればダイエットに活用できます。

そこで今回はアボカドのカロリーや糖質についてはもちろん、その他の栄養素やダイエットへの活用方法についてわかりやすく解説していきます。

管理栄養士オススメのレシピもご紹介しますので、ぜひ最後までお付き合いください。

アボカドのカロリーと糖質

アボカドは100gあたり176kcal、糖質は0.8gと高カロリーかつ低糖質な果物です。

ちなみにコンビニのおにぎり1個分(100g)の白米は156kcalなので、それよりも多いことがわかります。

なお一般的な大きさのアボカドは、種や皮を除いた食べられる部分の重量が150g前後です。

つまりアボカド1個は約264kcalと、お茶碗1杯分のご飯(150g、234kcal)よりも高カロリーとなります。

アボカドの糖質は低いですが、食べすぎはカロリーの過剰摂取につながりますので注意しましょう。

参考記事:ご飯1杯のカロリーと糖質はどれくらい?糖質制限での活用を踏まえシンプルに解説

アボカドの栄養素

アボガドの栄養素

なめらかで濃厚な味わいのアボカドは、脂質が多く含まれます。

またアボカドには、ビタミンやミネラルも豊富です。

さっそく詳しく見ていきましょう。

悪玉コレステロールを抑えるオレイン酸

アボカドには、オレイン酸が多く含まれます。

オレイン酸はオリーブオイルにも含まれる脂肪酸で、健康効果は下記の通りです。

「血液中の善玉(HDL)コレステロールを低下させずに、悪玉(LDL)コレステロールのみを減少させる」

なお悪玉コレステロールが増えすぎると、動脈硬化の進行につながります。

つまりオレイン酸には、動脈硬化の進行によって生じる心筋梗塞や脳梗塞などの予防効果があるといえるでしょう。

実際に、オレイン酸が豊富なオリーブオイルの摂取量が多い地中海地方では、心臓病が少ないとの報告もあります。

もちろんオレイン酸も脂肪ですから、過度に摂取すると健康を損ねます。

アボカドもたくさん食べればよいわけではありませんので、適量を心掛けましょう。

参考記事:オリーブオイルのカロリーは高い?〜ダイエット効果や糖質オフレシピも紹介〜

抗酸化力の高いビタミンE

ビタミンの中でも、ほかの果物と比べてアボカドに多く含まれるのは、ビタミンEです。

ビタミンEは抗酸化作用が強く、動脈硬化の進行につながる活性酸素の働きを抑えます

活性酸素は加齢とともに増加しやすくなるため、ビタミンEなど抗酸化作用のある栄養素を積極的に摂るとよいでしょう。

カリウムで血圧コントロール

アボカドに含まれるカリウムは、血圧コントロールに有効な栄養素です。

なぜなら血圧上昇のもととなる、体内の余分な塩分を尿として体の外に排出させる働きがあるからです。

血圧の高い状態が続くと血管が硬くなり、これもまた動脈硬化の進行につながります。

正常な血圧を維持するためにも、塩分量の調節やカリウムの摂取を心掛けましょう。

食物繊維で便秘解消

アボカドには、食物繊維が豊富に含まれます。

食物繊維は腸内環境を改善する効果があるため、便秘の方にとくにオススメの栄養素です。

便秘の状態を放置していると腸内に悪玉菌が増殖し、肌荒れなどの原因にもなります。

また便秘によって腸内環境が悪くなると、免疫機能が弱まり病気にかかりやすくなるでしょう。

参考記事:アボカドの栄養と効能~毎日食べても大丈夫?一日の適正量も詳しく解説~

ダイエット中の活用方法

ダイエット中の活用方法

アボカドの食べすぎはカロリーの過剰摂取につながりますが、量を調整すればダイエットの強い味方となります

まずアボカドを食べる目安は、1日あたり1/2個とします。

そうすれば、ほかの食事とのカロリーや脂質の調整がしやすくなるからです。

そして、脂質の少ない料理と合わせて食べることをオススメします。

なぜなら揚げ物と一緒に食べるのではなく、サラダに加えたり、バターの代わりにパンにのせれば、カロリーや脂質の過剰摂取を防げるからです。

それと同時に、アボカドを加えることで食事の満足感が得られやすくなるでしょう。

あっさりとした料理は、物足りなさを感じることも多いと思います。

そのようなときに濃厚でクリーミーな味わいが特徴のアボカドを加えれば、一気に食べ応えがアップしますよ。

糖質制限に使える

お伝えしているように、アボカドは糖質が少ないため糖質制限中に適した食材です。

アボカドを1個食べても糖質は1.2g程ですが、カロリーが気になる方は食べる量を調節しましょう。

ほかの食材とアボカドをうまく組み合わせて、糖質制限中の食事を美味しく楽しいものにできたらよいですね。

参考記事:糖質制限で食べていいものはなに?~オススメのやり方や食材をご紹介~

アボカドの食べごろと保存方法

アボカドの食べごろは皮が黒っぽくなったタイミングで、押すと柔らかい感触です。

もしすぐ食べない場合は、完熟のまま冷蔵庫で3〜5日間は保存が可能と覚えておくとよいでしょう。

もし皮がやや緑っぽい状態で購入された場合は、数日ほど室温保存すると、皮が黒っぽくなり食べごろになるはずです。

ダイエッター必見!アボカド×ブロッコリー×卵のレシピ

アボカドのサラダ(自宅撮影)

ここでは和えるだけで簡単に作れる「アボカドとブロッコリーの卵サラダ」をご紹介します。

脂質の多いアボカドをダイエット中に楽しめるよう、脂質代謝に役立つビタミンB2の多い卵を合わせました。

【材料】〜2人分〜
・アボカド     1/2個
・ブロッコリー    100g
・ゆで卵      1個
・マヨネーズ    大さじ1
・ごまドレッシング   大さじ1
・塩こしょう               少々

【作り方】
①アボカドは半分に切り、種を取りのぞく。スプーンで実をくり抜き、2センチ角に切る。
②ブロッコリーは塩茹でし、ザルにあげて冷ましておく。
③①と②をボウルに入れ、刻んだゆで卵を加える。
④マヨネーズとごまドレッシングを別の小皿であえておき、③のボウルに加えて軽く混ぜ合わせる
⑤塩こしょうで調味して完成。

まとめ

アボカドについてまとめます。

・アボカドはカロリーが高めで糖質は低い
・その他、健康に役立つ栄養素も豊富
・ダイエット中はカロリーを考慮し、1日1/2個を目安とする

当記事を参考にアボカドを上手に活用し、日々の食卓を豊かなものにしていただければ嬉しいです。

なお、弊社の開発する無料の人気アプリ・シンクヘルスでは食事、体重、運動、血糖値の記録がとてもカンタンにできます。日々の健康管理・維持にぜひ活用してみてくださいね。

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参考文献
文部科学省 食品成分データベース
厚生労働省 e-ヘルスネット
公益財団法人長寿科学振興財団 健康長寿ネット

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