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はちみつのカロリー&糖質は多め~スイーツのお供にバランスよく摂取を~

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はちみつのカロリー&糖質は多め~スイーツのお供にバランスよく摂取を~

当記事の執筆は、管理栄養士  白石香代子が担当しました。
*シンクヘルスブログ監修・執筆者情報一覧はこちらをご覧ください

はちみつのカロリーや糖質って高め?
天然由来で健康に良さそうな気がするけど本当はどうなの?

はちみつに関する様々な疑問。

そこで今回はカロリーや糖質量を中心に、はちみつの良い点や注意点などついてわかりやすく解説していきます。

当記事を読むことで、日々の食生活にてはちみつを楽しむきっかけになればと思いますので、最後までお付き合いください。

蜂蜜のカロリー&糖質を他と比較(100g換算)

はちみつとその他甘味料でカロリー&糖質を比較

上記の表にある通り、はちみつのカロリーと糖質は砂糖・黒砂糖と比べて低めとなっています。

ただ糖類の中で低めとはいえ、一般的な食品と比べた場合には、はちみつのカロリーと糖質は高めです。

例えば主食の白米は100g換算でカロリー156kcal、糖質38.1gとなっており、はちみつの高さが見てとれます。

蜂蜜の代用品はメープルシロップ

メープルシロップ

味はもちろんはちみつと異なりますが、もしもの場合はメープルシロップがお勧めです。

はちみつとメープルシロップのカロリー&糖質比較

メープルシロップはかえでの木から採れた自然の甘味料で、上記の表にあるように糖質・カロリーともにはちみつより控えめなのと、カルシウムやマグネシウムなどの栄養素が甘味料の中では豊富に含まれています。

はちみつが手に入らない場合、ぜひ活用してみてください。

参考記事:体に悪いは本当?メープルシロップの糖質について~砂糖やはちみつと比べました~

蜂蜜は糖質制限に向いていないが嗜好品として活用

蜂蜜

そもそも糖質が高い食品になりますので、糖質制限中に過剰に摂取することはお勧めしません。

ただはちみつ自体、自然由来の食品で体に良い栄養も含んでいるため、嗜好品として分量をわきまえ上手に活用すると良いでしょう。

糖尿病の方は摂取してOKか

糖尿病の方は糖分をコントロールする必要があるため、基本的には摂取が望ましいとは言えません。とはいえ、どうしても食べたいということであれば、かかりつけの医師に相談の上、摂取するかの判断を行ってください。

漢方では治療薬として活用されている

糖質やカロリーは高いはちみつですが、口内炎の改善や胃の粘膜の保護といった効能が重視され、漢方では治療薬として使われています。

参考記事:ヨーグルトの糖質&カロリー量は多い?〜ダイエットでの活用法も解説〜

蜂蜜に含まれるその他の栄養素

はちみつの画像

ブドウ糖と果糖が豊富

はちみつの栄養において特徴的なメリットはブドウ糖と果糖が主成分であることです。

ブドウ糖と果糖は単純な組成(単糖類)のため最も体内に吸収されやすく即エネルギー補給ができるという優れた特徴があります。

特に勉強など頭を使って疲れた際などに効果を発揮しますので、ぜひ活用ください。

参考記事:脳の栄養「ブドウ糖」とは〜効果から食べ物まで幅広く紹介〜

微量だがビタミン、カルシウム、カリウムなども

豊富とは言い難いですが、はちみつにはビタミンB群やC、鉄分、カルシウム、カリウムなど、人が生活する上で重要となる栄養素が含まれており、微力ながらその他の健康に役立つ要素を兼ね備えています。

蜂蜜の選び方と保存方法

水あめなどが添加されているものもありますが、100%純正のはちみつが望ましいでしょう。レンゲなど花の種類により風味や味も異なりますので、お好みのはちみつを選ぶとよろしいかと思います。

そして、購入後は直射日光の当たらない涼しい場所に保管するようにします。虫などが入らないよう、容器の蓋はしっかり閉めてくださいね。

ちなみにはちみつも種類が様々ですが、どれを選ぶか迷うのであれば以下、好評のマイハニーの商品を試してみるとよいでしょう。

蜂蜜は1歳未満の赤ちゃんにリスクが高い食品

意外に知らない人も多いでしょうが、1歳未満の赤ちゃんがハチミツを食べると乳児ボツリヌス症にかかるケースがあります。ボツリヌス菌は熱に強く、通常の加熱や調理ではなくなりません。

というのも一般的に、ハチミツは包装前に加熱処理を行わないので、ボツリヌス菌が混入している場合があります。

通常、大人の腸内ではボツリヌス菌が食品などを通じ口から体内に入ると、他の腸内細菌との競争に負けるので、一般的には何も起こりません。

しかし赤ちゃんの場合、まだ腸内環境が整っていない中、ボツリヌス菌が腸内で増えて毒素を出すので、便秘、元気を失う、ほ乳力の低下、泣き声の変化、首のすわりが悪くなる、といった症状を引き起こすケースがあります。

ほとんどの場合、適切な治療により回復しますが、まれに命を落とす場合も。

なお、1歳以上の方にとっては、ハチミツはリスクの高い食品ではありませんが、くれぐれも1歳未満の赤ちゃんにはハチミツやハチミツ入りの飲料・お菓子などの食品を与えないよう注意してください。

まとめ

はちみつと蜂

以上、はちみつについてまとめますと

・はちみつのカロリーと糖質は甘味料の中では少なめ
・糖質制限や糖尿病には不向き
・ブドウ糖と果糖の成分が即エネルギーにつながる
・1歳未満の赤ちゃんにとってはちみつの摂取は禁止

以上となります。

はちみつは不健康な要素が少ない食べ物ですが、摂取しすぎは体の栄養バランスを崩しますので、程よく楽しむように心がけましょう。

なお、弊社の開発する無料アプリ・シンクヘルスではカロリー&糖質を含む食事・体重・血糖値などの記録がカンタンにできます。日々の健康管理でぜひ活用してみてくださいね。

 

参考文献
一般社団法人 全国はちみつ公正取引協議会 よくある質問
一般社団法人 日本養蜂協会
厚生労働省 ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてから

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